- 近代日本画壇の最高峰、横山大観
富士の姿に崇高な日本の精神を投影した名品
- 日本初の文化勲章を受賞した横山大観(1868~1958年)。偉大なその画業は今も燦然と輝きます。富士を描くということは、富士にうつる己の心を描くこと(大観筆)。いかなる困難も乗り越えて画壇の頂点を極めた日本画の巨匠の描く富士には、命がけで絵筆を握る大観の魂が投影されています。その悠然とした麗姿が見事に描かれた名品中の名品『霊峰富士図』。波のようにたちこめる雲海の雲が、たとえ日本を覆うたまさかの困難の暗雲だとしても、泰然自若に構え、揺るぎだにしな富士の山。高き志の先には、希望という名の旭光が輝いています。真冬にも緑葉を落とすことなく風雪を耐える松の木とともに、稀代の巨匠の発信する時代を超えて轟き渡る日本人へのエールが画面をとおして伝わって来るようです。和洋問わずにお飾りいただける、本金箔貼りの煌びやかな額装で、名画の魅力をご堪能いただけます。
※この商品のお支払方法は代金引換またはカードとさせていただきます。
●サイズ/画寸:縦39×横48cm、額寸:縦63×横71×厚さ3cm
●材質/用紙:特漉和紙、額:天然木(金箔仕上げ金色額)
●日本製
●重さ(約)/3.5kg
●仕様/技法:光彩式ファインデコグラフ技法(特殊デジタル版画)、原画所蔵:個人蔵、限定180部
●黄袋付
横山大観
明治元年:茨城県水戸市に生まれる。
明治26年:東京美術学校を卒業。
明治31年:日本美術院正員。
大正3年:日本美術院を再興。
昭和5年:イタリアに美術使節として出発。
昭和10年:帝国美術院会員となる。
昭和12年:第一回文化勲章受章。
昭和32年:作品「不二」絶筆。
昭和33年:逝去。享年90歳。
正三位勲一等旭日大緩章を追贈される。