- 飛鳥時代より伝わる重要仏具・香炉
吉祥香炉として招福を念じる高級縁起飾り
- 仏教の起源地である庫がインドには香りを焚く風習が古くからありました。神仏に祈る前に臭気を体から遠ざけるため、香りをまとう風習があったといわれています。飛鳥時代に日本に仏教が伝播した際にも香炉は香供養具として尊ばれ、その存在で邪気を祓い福を呼ぶ吉祥物として扱われることにもなったのです。本品は数多くの仏具・仏像を世に送り出してきた青銅器の名産地・高岡の名工が、歴史故実を元に現代に蘇らせた招福吉祥香炉です。蓋の獅子をはじめ全方位に魔よけと福を呼び込むシンボルが、家運隆盛の思いと共に彫り込まれています。床の間や仏間に鎮座させれば、仏教の歴史と共に連綿と続いてきた福徳への祈りが貴方のそばに降り立つことでしょう。
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●サイズ/幅28.4×奥行22.6×高さ34cm
●材質/青銅(ブロンズ)
●日本製
●重さ/6.5kg
胴には吉運を掴み取る鷹を主として、松・梅が掘り込んであります。 蓋には魔よけの獅子が鎮座しています。 銅器の町・高岡の歴史
高岡の歴史は慶長14年(1609年)、加賀二代目藩主前田利長が関野と呼ばれた台地に城を築き高岡城と名付けたことに始まるといわれています。利長は城下繁栄の産業政策の一環として鋳物工場解説を立案。7人の鋳物師を呼び寄せたことから高岡銅器の歴史は始まりました。その後仏具、神具の製造に活路を見出し、幕末から明治に掛けては世界各国の万国博覧会にも出展。戦中の金属供出のため一度は姿を消しましたが、昭和二十年代終わりごろに米軍基地への銅器売り込みが成功。世界に繋がる復興を果たし、昭和五十年に日本で最初の伝統的工芸品産業の産地指定も受けています。