- 六文銭を鞘に施した名刀「村正」の逸品
伊勢国桑名で活躍した刀工・希代の一振り
- その特徴は鋭すぎる切れ味にあり、実利的な逸品として世に知られた名刀「村正」。村正は徳川家康の祖父、松平清康を殺害した刀として家康に忌避されており、それを知った真田幸村は村正を所持し、世間に徳川に対する自分の立ち位置を示していたと言われております。ゆったりとした波のような、のたれ刃紋を基調としており、古刀には珍しく表裏で焼きがほとんど揃うのが特徴です。茶呂の美しい仕上げの鞘と合わせた茶色の柄巻と下げ緒、鍔には鶴の透かしを用いております。
●セット内容/刀、飾り台、御刀拭紙、刀袋
●サイズ(約)/刀:全長104×刃渡り71×柄長24.5cm
●材質/刀身:金具/亜鉛合金、柄糸:下緒/綿、柄/朴の木・鮫皮、鞘/朴の木、その他、飾り台:一木材
●日本製(飾り台:台湾製)
●重さ(約)/770g
2016年 NHK大河ドラマ「真田丸」天才軍師 真田幸村(本名・信繁)
日本一の兵(ひのもといちのつわもの)と呼ばれた真田幸村。六文銭の旗の下に集う忍者、赤い鎧兜に身を包んだ大阪城鉄砲隊(真田の赤備え)を率い、徳川家康をあと1歩の窮地へと追い込みましだ。滅びゆく豊臣家へ忠誠を誓った悲運の名将として今もなお絶大な支持を受けています。真田家旗印「六文銭」は亡くなった人を葬る時に棺に入れる三途の川の渡し賃。真田氏はこれを家紋に用いることで、戦争や日頃の駆け引きについて、死をもいとわない不惜身命の決意で臨んでいることを示したといわれています。