- 故・立川談志師匠「最円熟期」の集大成
全盛期の古典落語ライブを厳選した34演目下巻
- 独自の理論と型破りな芸風で古典落語に新風を吹かせた立川談志。未だその才能を惜しむ声が絶えません。その独特の口調と噺っぷりで、落語ファンの根強い人気は健在です。今回は全盛期とも言える2001年~2007年の映像の中から厳選された34演目を収録。談志の代表作「芝浜」を始め、十八番で若いころよく演じていた「野晒し」や、滑稽な酔っ払いと色っぽい妻を描く「ずっこけ」など傑作品の数々。吸い込まれるような迫力ある談志の世界が蘇ります。
(C)2012談志役場/ 竹書房
●セット内容/DVD10枚、解説書(84頁)
●仕様/カラー、ステレオ、収録時間:計1211分
●日本製
下巻
第一巻「あくび指南」「笑い茸」「ずっこけ」
第二巻「夜店風景~洒落小町」「鉄拐」
第三巻「源平盛衰記」「紙入れ」「道具屋~平林」
第四巻「鼻欲しい~勘定板」「堀の内」「笠碁」
第五巻「たいこ腹~子ほめ」「大工調べ」
第六巻「死神~夕立勘五郎」「千早振る」
第七巻「権兵衛狸」「ぞろぞろ」「文七元結」
第八巻「野晒し」「蒟蒻問答」「付き馬~二度目の清書」
第九巻「孝行糖」「金玉医者」
第十巻「蝦蟇の油」「お血脈~やかん」「芝浜」立川談志
1936年、東京生まれ。16歳で5代目柳家小さんに入門し落語界に身を投じて以来、若くして天才と称され、その才気と情熱のすべてを高座にぶつけてきた。1963年、立川談志を襲名し、真打に昇進。1983年、落語協会を脱会し、落語立川流を創設し、その家元となる。古典落語に広く通じ、これを現代の価値観・感性で表現しなおそうという野心的努力は評価される。毒舌で玄人好みともいわれる一方で、落語史に残る古典落語の名人の地位を築き上げた。寄席の大喜利をテレビで見せる有名演芸番組を企画発案しその初代司会者を務めたり、コメンテーター出演やラジオ番組などメディアでも活躍、エッセイなどの著書も多い。また参議院議員も1期務めた。独特の批評眼による発言など逸話が多く、破天荒な人物として知られる。