- 第412世座主松長有慶猊下自が諭す高野山の歴史と空海の思想
高野山開創1200年の時を超えて語り継がれる高野山の全て
- 真言宗の聖地として誰もが一度は耳にし、また訪れる人が絶えない高野山。広大な自然に抱かれ厳粛に佇む姿から熊野、吉野・大峯とともに平成16年(2004)ユネスコ世界文化遺産に登録されました。真言宗の開祖である空海が、高野山を開創してから間もなく約1200年を迎え、それを記念し企画された本作。今回特別に、総本山金剛峯寺座主、松長有慶猊下の全面協力のもと、猊下自らが高野山の思想・開祖空海の教えをまるで観ている側に語りかけるかのように、分かりやすく伝えてくれます。さらに、総本山金剛峯寺を始め高野山の深遠なる豊かな自然と仏教建築物も映画撮影に用いられるハイビジョンカメラで収録。大震災を乗り越え、今現在も様々な生きる不安を抱く現代の人々に空海は何を伝えてくれるのか。見終わった頃心の中には暖かく新たな希望が生まれている、そんな作品です。
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●セット内容/「高野山の歴史を歩く」、「空海 共生の思想」
●仕様/カラー、16:9 ビスタ、各片面1層、収録時間:「高野山の歴史を歩く」67分、「空海 共生思想」64分、音声:1.オリジナル日本語〈ドルビー・デジタル・ステレオ〉
●日本製
松長有慶 概略
昭和4年(1929)、和歌山県高野山に生まれる。高野山大学密教学科卒。東北大学大学院文学研究科印度学仏教史学科博士課程修了。文学博士。高野山大学、高野山専修学院院長を歴任し、平成18年、総本山金剛峯寺第412世座主・高野山真言宗管長に就任。平成20年~22年までは、全日本仏教教会会長を兼任した。主な著書に「密教-インドから日本への伝承」「理趣経」「大宇宙に生きる 空海」(ともに中公文庫)、「密教」(岩波書店)、「こだわらない」(PHP研究所)等がある。収録内容
1.高野山の歴史を歩く
高野山の役割/霊場 高野山/空海の苦悶と修行/唐へ/恵果和尚と真言密教/帰国 都での活躍/高野山の開創と発展/結縁灌頂(けちえんかんじょう)
2.空海 共生の思想
いのちとは/現代社会と空海の教え/作善(さぜん)/無我(むが)/無碍(むげ)/猊下、自身を語る/四苦(しく)/東日本大震災と祈りのこころ/幸福とは