- 敗戦後でも未来を信じる姿を映し出す「こども映画」
貧しくとも精一杯に生きる姿に昭和の良さを思い出す
- 第二次世界大戦が終わり、焼け野原となった日本。貧しく明日をも知れぬ不安な世の中であっても、未来を担う子供たちは生き生きとして輝いていました。そんな子供たちの健気さと逞しさを映し出した「昭和子供キネマ」シリーズです。湯川秀樹博士のノーベル賞に歓喜する姿などを捉えた記録映像や、子供たちが苦難を乗り越え成長する姿を描いた児童映画、さらには当時の産業・流通を学ぶ社会科教材まで、当時の子供たちが何を学び、何に悩み、そして何に熱狂していたかがわかる貴重な映像資料が満載!歴史的価値はもちろん、あの時代を生きた人は懐かしさに思わず見入ってしまうことでしょう。
●仕様/モノクロ+カラー、モノラル+カラー、各収録時間:【第1巻 115分、【第2巻 119分、【第3巻 124分、【第4巻 96分、【第5巻 91分、【第6巻 94分、【第7巻 189分
●日本製
【第一巻 記録映画編】
出展は「こどもグラフ」「こどもニュース」。身近な遊びから子供劇団、湯川秀樹博士のノーベル賞受賞や南極捕鯨船などの時事ニュースに興奮する姿など、子供たちの元気な姿を楽しく映し出した記録映像集です。
【第二巻 児童映画編1】
雨具のない生徒の雨の登校について話し合う「こども議会」、当時の世相を映し出す浮浪児問題を取り上げた「名探偵ヒロシ君」、戦争で両親を失った子供が亡き父と同じ機関士にという夢を抱く「機関車小僧」などを収録。
【第三巻 児童映画編2】
疎開中、自由研究で天然記念物の鶴の生態を調べる少年少女の奮闘を描く「鶴と子供たち」、山と少年たちの心の交流を描いた「水晶山の少年」、野球好きな中学生の大会を開く際に起きた思わぬ事件を描く「ああこの一球」を収録。
【第四巻 社会科教材映画編】
自動車が完成するまでの仕組み、大切さを教える「流れ作業」や小売店の仕事を父に教えてもらう「小売店の仕事」、ラジオ局の仕事、社会での役割、影響について描いた「ラジオの役割」などを収録。
【第五巻 児童映画編3】
家の手伝いをしなければならない農家の子供たちの現状を憂い、困難を乗り越えて協同耕作を指導する「消えた仔牛」、中学生が経済事情の葛藤に悩み友情を育む「朝風に乗って」などを収録。
【第六巻 児童映画編4】
東京中野の中学校を舞台に、生徒・教師・PTAが協力し工事に取り組む「清らかに美しく」、家計を助けるために自分のできることに力を注ぐ「ポンせんべい」「谷間の少女」を収録。
【特典DVD】
「名探偵ヒロシ君」の出演者の現在の近況や「新しい教室」の舞台となった学校で当時教員だった方々が「新しい教室」を干渉し、撮影場所を尋ねるほか、児童映画の撮影撮影場所の今の姿を映し出す、ここでしか見ることのできない秘蔵映像集です。