- 「腰で決める」のがタフな男のお洒落
職人の町・播州三木発の【粋】と【機能性】できりり
- 機動的に立ち回れるよう腰に道具を携えるのはタフガイの基本。なるほど、釘やトンカチを下げた大工、ガンやトランシーバーを付けた警察官など、どうりでかっこいいわけだ。上着を脱いで軽装になる春夏。携帯電話や財布、煙草などを腰からさっと取り出せば、男っぽい粋な色気も漂うだろう。
[二重刺子で下町情緒]
江戸柄が温かい人情味を覗かせる
腰に付ける携帯電話ケース。浴衣でちょいと花火見物や縁日へというときも、帯に挟めば小粋でユニークだ。素材の二重刺子は、釘袋として使われていたように釘も通しにくい丈夫さで、昔から大工や職人たちが愛用してきたもの。本当にいい物を知る下町職人の魂が伝わってくる。
●タイプ/01:纒(まとい)、02:一番
●サイズ(約)/縦14×横8×マチ3cm
●材質/綿、合成皮革、根竹
●日本製
●重さ(約)/60g
●オープンポケット付
(02)一番 ベルトに通してもよし、根付で引っ掛けて吊り下げてもよし。煙草や小銭入などを入れても。 播州三木と大工
三木といえば金物の町として有名だが、古より鍛冶の発達とともに優れた大工職人を数多く輩出して「日原大工」と呼ばれ、8世紀頃の平城京・平安京の時代から数々の国宝級建物を手がけた。また16世紀末には羽柴秀吉が三木城攻めの後、焼き払った寺や家屋の復興のために大工職人を集結させた。やがて彼らが京・大坂などへ出稼ぎに行くようになると、携えていった三木の素晴らしい大工道具が評判となり、三木金物を広く普及させることにつながったのである。